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歯のトピック 2018.04.14

☆神戸三宮 歯医者のブログ 「まず自分でできることから。」 Kデンタルクリニック☆

皆さまこんにちは。

 

 

 

Kデンタルクリニック院長のカネダです。

 

 

 

今日はあいにくの雨です。

 

 

 

しかし、患者様はこんな悪天候の中でも来てくれます。

 

 

 

今日も丁寧に診療できたと思います。

 

 

 

さて、今日あった診療中のお話。

 

 

 

むし歯の治療をします。

 

 

 

あまり大きくないむし歯の場合、CRといって光で固まる白い詰め物で治すことがほとんどです。

 

 

 

なぜかというとこのCR(コンポジットレジンの略)は、それなりに見た目が良く、一日で治療が終わるという簡便さを合わせ持つ治療法であり、なおかつ保険治療で行うことができるため、比較的治療費が安くすみます。

 

 

 

今日も、とある患者様のむし歯の治療をこのCRを充填する予定でした。

 

 

 

しかし、

 

 

 

治療予定の歯の周囲に多量のプラークが付着していたのです!

 

 

 

「じゃあプラークを除去して治療したらいいんじゃないの?」

 

 

 

もちろん、奇麗にしてから治療します。

 

 

 

しかししかし、

 

 

 

プラークが付いていたことによって別の問題が生じてしまうわけです。

 

 

 

それは、

 

 

 

「歯肉に炎症が起こってしまう」ということです。

 

 

 

プラークに細菌が集まり、歯肉に炎症を起こしていると、その場でプラークを除去しても炎症は治りません。

 

 

 

プラークが常にない状態を維持しなければ治癒しないのです。

 

 

 

案の定治療中に歯肉から出血しました。

 

 

 

CRは水分に弱いため、少量でも歯の上に出血が及ぶと奇麗には治療できません。

 

 

 

その日はなんとかかんとか出血を抑え、治療しました。

 

 

 

このまま、次回他のむし歯の治療をしてもまた同じことになります。

 

 

 

患者様には、治療後にお伝えしました。

 

 

 

プラークコントロールの方法、現在の炎症の状態と治療への悪影響など。

 

 

 

まずは、歯を守るために自宅でできることをお伝えすることから始めないといけないのです。

 

 

 

自分の歯を守るのは歯医者ではありません。

 

 

 

まずは自分です。

 

 

 

我々歯科医師は、そのお手伝いをする役目なのです。

 

 

 

それがわかっていただけた方は、これからも自分の歯を長く使うことができます。

 

 

 

皆さまも自分の体の大切な一部である歯をいたわる気持ちをもってください。

 

 

 

それではまた。

 

 

 

Kデンタルクリニック

 

インプラントセンター神戸三宮駅前

 

院長:金田祥弘(かねだよしひろ) 歯学博士・日本口腔外科学会認定医

 

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