三宮の歯医者【K DENTAL CLINIC】 TOP > News > 口腔外科歯のトピック > ☆神戸三宮 口腔外科ブログ4 「残根抜歯は意外と・・・」 Kデンタルクリニック☆
皆さまおはようございます。
Kデンタルクリニック院長のカネダです。
昨日は開業前に勤務しておりました太子病院の口腔外科の先生達と夕食をご一緒させていただき非常に楽しいひと時を過ごせました^^
朝から楽しみです^^
また詳細はアップしますね!
さて今日は口腔外科のお話。
皆さまは口腔外科で普段一番よく遭遇する治療って何かわかりますか?
正解は
でございます。
まあ何となく想像はつきますかね?
歯周病でグラグラする、むし歯で歯が崩壊してしまっている、親知らずが腫れて痛い、矯正治療をすることになって・・・などなど。
抜歯になる理由は様々です。
抜歯ってグラグラしている歯でしたらそんなに難しくはないんですが、
意外と難しいのが歯がむし歯で崩壊したり、折れてしまったりしたときに抜歯をする
いわゆる「残根(根だけの状態の)抜歯」なんですよね~。
抜歯に慣れている先生ほど、その難易度が術前の根の状態、歯肉の状態、レントゲン所見からわかるんです。
「ああ、これは骨を削ることになるなあ・・・」
「歯肉切開しないと抜けないだろうなあ。」
なんて思いながら抜歯に臨むこともしばしば。
どうして残根抜歯が難しいのでしょうか。
まず残根抜歯は抜歯になった原因が補綴治療(いわゆるかぶせ物)ができない状態=歯としての機能を回復できない状態
になってしまったことなのです。
つまり、もう歯として役に立てることができないので、将来的にさらに状態が悪化する前に抜いてしまいましょう
ということなんです。
抜歯に疎い歯科医師であれば、残根抜歯が難しい理由に
「歯肉より上に歯が残っていないから抜歯器具で掴めないから」
と挙げてしまいがちです。
私も抜歯経験が浅い時代はそう思っていました。
実は抜歯はペンチみたいな器具で掴んで抜く物ではないんです。
先が薄いマイナスドライバーみたいな器具で、骨からほじくり出すもの
なのです。
正確に言うと、そういう方法で抜歯することに慣れていないと、必ずハマり(=手こずり)ます。
話を戻します。
つまり、歯として機能させることができなくなったから抜くだけなので、歯の根の周囲の骨はまったく問題がなく健康な状態であることが多いのです。
歯と骨とがしっかりとくっついている状態から残根をほじくり出すのは難しいことがあるのです。
しかも、下顎>上顎 高年齢>低年齢 という感じで骨が硬かったり、根と骨の癒着が進んでいる傾向にあります。
そのため、確実に抜歯をするためには、短時間で抜歯するには時として歯肉切開をし、周囲の歯槽骨をある程度削除しなくてはならないこともあるのです。
そこまで見越して抜歯に臨むことができれば、抜歯の器具や治療時間をしっかりと準備することもできますし、患者様の全身状態なども治療前に考慮することもできるのです。
たかが抜歯、されど抜歯。
治療を先に進めるには抜歯は避けて通れないこともしばしばです。
ですから口腔外科医として抜歯は安心・安全に行うことを常に考えておかなくてはなりません。
抜歯の事でお悩みの方がいらっしゃいましたら是非一度ご相談ください。
それではまた。
Kデンタルクリニック
インプラントセンター神戸三宮駅前
院長:金田祥弘(かねだよしひろ) 歯学博士・日本口腔外科学会認定医
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