三宮の歯医者【K DENTAL CLINIC】 TOP > News > 審美歯科歯のトピック > ☆神戸三宮 審美歯科ブログ6 「意外なセラミックとアワビの関係！？」 Kデンタルクリニック☆
皆さまおはようございます。
Ｋデンタルクリニック院長のカネダです。
皆さまは鮑（アワビ）って食べたことありますか？
僕は大好物なんです♪
中でも焼いてバターソテーにして食べると格別に美味しいですよね～＾＾
さて、歯科治療でも近年大注目の「セラミック」ですが、
実はあの「アワビ」と意外な関係があるのです！
セラミックとアワビ
何か関係ありますかね？？？
実はアワビの貝殻はセラミックと同じような材質でできているんです！！！
実に意外な関係ですが、ちょっと待ってくださいね。
セラミックって割れやすいのが弱点なんですが・・・・
実はアワビの貝殻ってハンマーで叩いても中々割れないと言われるくらい頑丈なんです！
それがセラミックと同じ材質って変ですよね！？
実はアワビの貝殻は特殊な構造をしているんです。
詳しく調べてみますと、
「アワビの貝殻は、薄い炭酸カルシュウムの板を柔らかい接着剤で張り合わせたような「積層構造」になっていて、厚さ１ミクロン以下の薄い板が１０００枚以上重ねられています。貝殻にヒビが入っても柔らかい接着剤でヒビが止まり、薄板が１枚１枚、少しずつ壊れるので、なかなかわれないのです。」
とあります。
もはや、生態の奇跡とでもいいましょうか、天然ならではの不思議ですね～。
セラミックは近年物性が大きく向上し、強度はかなり高くなっています。
また、「ジルコニア」と呼ばれるさらに硬いセラミックも出現しました。
しかし、硬くなりすぎると対合歯（嚙合わせる向かい合わせの歯）が痛んでしまうというリスクも高くなります。
ですから、アワビの殻の構造のように、強度が増すような工夫によって対合歯にも優しいセラミックが理想的なのです。
今、このアワビの殻の構造からヒントを得て、飛行機の車体などの開発に役立てようという試みがされているそうです。
歯科材料も今度どのように変化していくのか楽しみですね♪
それではまた。
Kデンタルクリニック
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