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歯のトピック 2017.08.08

☆ 意外なむし歯と癌の共通点!? ☆

こんにちは。

 

Kデンタルクリニック院長のカネダです。

 

 

昨日は台風の影響で臨時休診をいただきました。

 

ご迷惑をおかけいたしましたが、今日から診療再開しております!

 

さて、今日はむし歯の話。

 

歯医者さんがむし歯を削るとき、どうやってむし歯を見分けているかご存知でしょうか?

 

黒くなっているところを削っているのでしょうか?

 

それとも他に見分け方があるのでしょうか?

 

答えは両方〇です!

 

もちろんむし歯で色が変わっているところは簡単に見分けがつきます。

 

しかし、やっかいなことに、見た目にはむし歯が残っているのか、全て削れて残ってないのか

 

わかりにくいこともあります。

 

ではどうするのでしょうか?

 

「まあ、このくらいで多分残ってないだろう。」

 

と終わらせる先生ももしかしたら居るのかもしれません(良くないことですが^^;)

 

実は主に2つの方法で確認するのです。

 

1つはむし歯を染める染色液を使う方法です。

 

 

これがその一つです。

 

当院では青く染まる液を使用しています。

 

これでむし歯が残っているところの歯が青く染まるので、目で見て確認ができます。

 

もう一つの方法は、歯をすごく小さなスプーン状の器具で触って確認する方法です。

 

むし歯によって歯は軟らかくなってしまったいわゆる「軟化象牙質」が残っていないかを

 

直接触って確認する方法です。

 

さあ、この2つの方法でむし歯が残っていないか確認したからもう大丈夫ですね^^

 

実はまだなんです( ゚Д゚)!

 

本当に確実にむし歯を残さず取りたい場合は

 

「予防的に」あと一層だけ追加で歯を削るんです。

 

私は、この予防的に歯を削る行為が、

 

癌の手術に似ているなあと昔から思っています。

 

私も岡山大学病院口腔外科の勤務医時代に、頭頚部癌のグループに加わっていたことがあります。

 

癌の手術は癌を十分安全と思われるだけの正常組織とともに切除します。

 

これは「セーフティーマージン」と呼ばれ、目に見えない癌組織が

 

確実に取れているだろうと安心できるように余分目に周りの正常組織ごと切除することを意味します。

 

近年、歯科医の世界でも、できるだけ無駄に歯を削らないようにしようという考えが出てきています。

 

もちろん無駄に削ることはよくありません。

 

なぜなら、歯は再生しない組織ですので、一度削ってしまうと二度ともとには戻りません。

 

しかし、万が一むし歯を取り残した場合、その歯は時に神経を抜くことになったり、抜歯しないといけないこともあります。

 

どちらの考えが正しいか、それはケースバイケースです。

 

僕の個人的な考え方は、自分がこれでほぼ間違いなくむし歯は取れているだろうと

 

自信をもって言える状況からほんの一層だけ削って確実性を増すべきと考えています。

 

慢心というわけではないですが、あらゆるツールを使って確かめ、

 

さらに保険をかけて確実性を増す。

 

そんな治療がマイベストだと思っております。

 

それではまた(@^^)/~~~

 

 

Kデンタルクリニック

院長:金田祥弘(かねだよしひろ) 歯学博士・日本口腔外科学会認定医

神戸市中央区加納町3丁目1-26 セントラルシティ神戸三宮駅前第一ビル2階

Tel:078-333-1585

メール:info@kdental-c.com

HP: http://www.kdental-c.com

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