三宮の歯医者【K DENTAL CLINIC】 TOP > News > 日記(回想録) > ☆神戸三宮 歯医者の回想録8 「歯科医師が行う研究とは」 Kデンタルクリニック☆
皆さまおはようございます。
Kデンタルクリニック院長のカネダです。
また今朝から雨です。。。
そろそろ梅雨入りするのでしょうか!?
さて、今日は回想録の続きです。
前回の回想録で、大学院生1年目にして朝から夕方まで臨床をし、夕方以降は研究というスケジュールで毎日を過ごすことになったわたくしですが、
研究って一体どんなことをするのでしょうか?
歯医者さんだから歯に関する研究?
と思う方も少なくはないと思います。
実はわたくしが行っていた研究は
に関する研究です。
なぜ唾液腺に関する研究を題材にしたのかと申しますと、臨床の指導医であったM川先生が、
岡山大学病院の
の担当医をされており、臨床のアシストをさせていただいていたため、唾液腺疾患に接する機会が多かったことが理由の一つです。
もう一つの理由としては、この口腔乾燥症、いわゆる口の渇きを主訴とする疾患の代表的なものに
という疾患があるのですが、これがまたやっかいな病気で、
一度罹患すると口だけではなく、目も強い乾きが出て苦痛が大きい疾患なのです。
この疾患の診断基準のひとつとして、
というものがあります。
簡単に言うと、「唇の中にある小唾液腺(唾をつくる組織)」をメスで切って摘出し、病理検査(顕微鏡で観察する検査)を行うのです。
M川先生のグループは口腔外科領域の様々な疾患に、デフェンシンという抗菌作用を有するペプチドが関与していることを調査することを主な研究にしておりました。
これまでに、口腔癌や嚢胞などにこのデフェンシンが関与していることを突き止め、成果を上げておりました。
そして、私の研究は「シェーグレン症候群」とデフェンシンとの関係性の有無について調べることになったのです。
ここまでの話ですでに意味不明な方がほとんどだと思います^^;
それもそのはず、わたくしも自分でこの研究のテーマを決めたのに、当時はどうやって調べるのかすらわかってなかったのですから(笑)
わかりやすくいいますと、
正常な唾液腺と、シェーグレン症候群になった人の唾液腺の中にデフェンシンと呼ばれる物質がどのように存在しているかを比較し、その存在の仕方の違い(があれば)がなぜ違いがあるのかを検証することを研究したのです。
なんのためにその研究をするのかといいますと、もしかしたらその違いを元に、病気の診断や治療に役に立つことがあるかもしれないからです。
これが私の研究テーマでした。
歯科医師だからといって必ずしも「歯」に関する研究ではないのです。
先に申しますと、この研究を題材にしたおかげで、口腔乾燥症やシェーグレン症候群を含む唾液腺疾患にはかなり詳しくなりました(笑)
数年後には私も「口腔乾燥症外来」の担当医の一人になったのです。
続く。。。
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