三宮の歯医者【K DENTAL CLINIC】 TOP > News > 歯のトピック > ☆ 酸蝕歯とは? 知覚過敏の原因? ☆
みなさんおはようございます。
Kデンタルクリニック院長のカネダです。
最近ニュースにも頻繁に取り上げられるようになった「酸蝕歯」。
皆さんご存知でしょうか?
酸蝕症ともいわれますが、簡単に言いますと歯が酸によって溶けてしまうことを言います。
なんか怖いですよね^^;
皆さんがご存知のむし歯も、むし歯の原因菌が作る「酸」が原因で発生します。
そう、むし歯とは歯が酸によって溶かされた状態を言うんです。
最近注目されている「酸蝕歯」とはむし歯とは異なり、普段摂取する
酸性の飲食物によって歯の表面の「エナメル質」が溶かされてしまった状態を指します。
では、どのような飲食物がどのくらい酸性が強いのでしょうか?
炭酸飲料は何となく酸性って思い浮かぶと思いますが、意外にも柑橘系の果物がpHが高いんですね^^;
では酸蝕歯がなぜ注目されるようになったのでしょうか?
もちろんエナメル質が溶けてくると、中の象牙質が透けて見えるようになり、
歯が黄色っぽく見え、見た目が気になるという人もいるでしょう。
しかし、一番は「知覚過敏」の症状が出ることがあるということではないでしょうか?
冷たいものがしみる、歯ブラシで擦ると痛い。
これらの症状は知覚過敏の症状です。
我々が学生の頃は、知覚過敏の原因と言えば
・硬い歯ブラシや歯磨剤の多い歯磨き粉を使用している
・ブラッシング圧が強い(力を入れて歯を磨きすぎ)
・歯ぎしりや食いしばりによって歯の側面にヒビが入り薄く欠けてしまう
などと教わりました。
今、この中に「酸蝕歯によるもの」というものが加わってきています。
でも炭酸飲料や果物なんて摂取する人は多いと思います。
本当にこれらの飲食物が酸蝕歯の原因であるとすれば、予防法としては
・なるべく炭酸飲料ではなく水やお茶を摂取する
・pHの高い飲食物を口にした後は、なるべくすみやかにうがいをする
・pHの高い飲食物を口にした後に、キシリトール入りのガムなどを噛む(唾液の分泌を促す)
などが効果的なのかなと思います。
まだまだ酸蝕歯については不明な部分も多いですが、確かに強い酸性の物は歯に良くはなさそうですね^^;
みなさんも歯を大切にしましょうね!
それではまた。
Kデンタルクリニック
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