三宮の歯医者【K DENTAL CLINIC】 TOP > News > 歯のトピック > ☆神戸三宮 歯医者のブログ 「うがい薬の種類と効果」 Kデンタルクリニック☆
皆さま、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたしますm(__)m
今日は新年明けて診療初日です。
休み明けですが気合いを入れていきたいと思います!
ということで早速ブログの更新です(笑)
今日は「うがい薬」についてのお話。
皆さまの中にも、うがい薬を使っている方もいらっしゃるかと思います。
ひとえにうがい薬と言いましても、その薬効は多様です。
今日は代表的なうがい薬として、以下の3種類をご紹介いたします。
①イソジン ②アズノール ③ネオステリングリーン
もっとも代表的なうがい薬は①のイソジンだと思います。
一度くらいは使ったことがある方が多いのではないでしょうか?
風邪を引いたとき、喉が痛いときなど処方されることがあります。
イソジンは歯科においても、手術時の消毒に使ったり、手術後の感染予防や歯肉の炎症が強い時などにも用いられます。
これは、イソジンが「比較的高い消毒効果を持つ」という長所があるためです。
では、イソジンの短所はないのでしょうか?
実はイソジンには結構短所が多いのです。
まず、「アレルギーが起こりやすい」ということです。時として重大なアレルギーいわゆる、「アナフィラキシーショック」が起きることもありますので初めて使用する方の場合は特に慎重に使用しなくてはなりません。
次に、「創傷治癒遅延(傷の治りが悪くなること)」です。
イソジン自体の消毒効果は、細菌に対してだけでなく、体を守ってくれる細胞に対しても毒性があると言われています。
そのため、使用しすぎると傷の治りが悪くなるのです。
さらに、「甲状腺機能」に異常がある方の場合使用制限があることがあります。
最後に、インプラント体への腐食作用も短所にあげられます。これは「チタン製」のインプラントに対してですが、腐食作用があるため原則禁忌とされているのです。
当クリニックでは、上記の短所があるため、積極的にイソジンを処方しておりませんm(__)m
次に②のアズノールうがい液についてです。
こちらの特徴は「抗炎症作用」を有していることです。
つまり、炎症を和らげてくれる働きがあるということです。代表的な疾患としては「口内炎」などに有効です。
また、アズノールは「粘膜上皮の形成促進」効果があり、傷の治癒を早める働きがあります。
これはアズノール特有の長所と言えます。
ではアズノールの欠点はなんでしょうか?
あまり欠点はないのですが、強いて言うのであれば「抗菌作用」がないということでしょうか。
細菌感染に対しては消毒効果はないということですね。
では③のネオステリングリーンはどうでしょうか?
こちらはイソジン同様、抗菌作用を持ち「塩化ベンザルコニウム(逆性せっけん)」とも呼ばれます。
イソジンに比べると少し抗菌スペクトルは狭くなり、消毒効果は弱いかもしれません。
反面、副作用はイソジンより出にくいと言われ、インプラント体の腐食作用もありません。
また、生体毒性もほとんどなく、創傷治癒遅延もありません。
当クリニックでは、このネオステリングリーンを主として処方しております。
まとめますと、重度の炎症(感染症)の場合はイソジン、口内炎・びらんなどの痛みを伴う粘膜疾患の場合はアズノールうがい液、術後の感染予防にはネオステリングリーンといった感じに使い分けるのが良いのかなと思っております。
その他にもうがい薬はありますが、気になるものがあれば随時紹介していこうと思います。
それではまた!
Kデンタルクリニック
インプラントセンター神戸三宮駅前
院長:金田祥弘(かねだよしひろ) 歯学博士・日本口腔外科学会認定医
神戸市中央区加納町3丁目1-26 セントラルシティ神戸三宮駅前第一ビル2階
Tel:078-333-1585
メール:info@kdental-c.com
↑メール相談承っております。どんな些細なことでもお気軽にどうぞ!
HP: http://www.kdental-c.com
神戸 三宮 の歯医者
審美 ホワイトニング インプラントのご相談随時受付。
特にホワイトニングとインプラントはいつでも無料でのご相談を承っております。
ホワイトニングは国内メーカーの中でも痛みがなく、真っ白になると評判の製品を使用しております。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正相談
治療内容:インプラント、セラミック修復、ホワイトニング(オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング)
口臭、顎関節症、外傷、炎症
親知らずの相談、抜歯のことなら抜歯職人の院長が担当するKデンタルクリニックまで。