三宮の歯医者【K DENTAL CLINIC】 TOP > News > 歯のトピック > ☆神戸三宮 歯医者のブログ 「歯を覆う膜があるのをご存知ですか?」 Kデンタルクリニック☆
皆さまおはようございます。
Kデンタルクリニック院長のカネダです。
今年も日曜診療頑張ってやっていきます。
平日は仕事が忙しい、でも歯も診て欲しい。
そんな方のご要望にお応えいたします。
さて、今日も歯のお話。
皆さまは、ご自分の歯に薄い膜があることをご存知でしょうか?
「え?そんな膜なんてありませんよ?」
いいえ。ちゃんとありますよ。目に見えないだけです。
その膜は「ペリクル」と呼ばれます。
英語では「pellicle」というスペルで、「薄い膜」を意味します。
そのままですね・・・(笑)
ペリクルは歯の表面を覆う、無色透明な「有機質」の膜です。
ペリクルは唾液由来の「タンパク性」の膜で、基本的には除去することはできません。
歯ブラシでいくら擦っても、そのくらいではほぼ取れないようになっています。
ペリクルは歯の表面を覆うことで、
・歯を物理的な刺激から守る働き
・歯質が酸によって溶かされないよう守る働き(脱灰抑制)
・歯の再石灰化を促進する働き
があるとされています。
つまり、ペリクルは歯を守ってくれているんですね。
じゃあペリクルっていいヤツなんですね!
と言っても、実はペリクルには悪い一面もあるんです。
このペリクルには「細菌」が付着してしまうのです。
ペリクルに吸着した細菌は定着、増殖しプラークが形成されます。
すると当然むし歯や歯周病に罹患するリスクになるんです。
もちろん、プラークは丁寧にブラッシングを行うことで除去できますし、ペリクルはブラッシングしても剥がれずに残りますから、ペリクルのいい働きを残し、悪い一面のみ除去するためにも、日々のブラッシングが必要というわけです。
自身でのブラッシングだけでは除去できない頑固な細菌叢はいわゆる「歯石」と呼ばれます。
これは専用の器具でしか取れませんので定期的に歯医者さんを受診して除去してもらう必要があるわけです。
もうひとつペリクルの短所があります。
それは、「歯の着色」の原因になってしまうことです。
皆さまが日常口にする飲食物の中には着色の原因になる色素が含まれています。
その色素がペリクルに取り込まれ着色となるのです。
皆さまも歯の表面の着色が気になったことありませんか?
では、ペリクルに取り込まれた色素をどうやってきれいにするのでしょうか?
これも、専用の器具で磨いて落とすしかありません。
しかも、ペリクルごと除去することになります。
え?歯を守る大切な膜を除去するの!?
ご安心ください。
最初にお話した通り、ペリクルは唾液によって作られるものです。
除去しても、唾液によって1時間もたたないうちに再び形成されるのです。
歯を守る膜、ペリクル。
目には見えないところで私たちの歯は守られているんですね~。
ペリクルの働きを最大限に生かすためにも、歯のクリーニングはとても重要なのです。
むし歯や歯周病から歯を守り、そして着色を落として清潔な口元を保つためにも歯の表面の汚れは定期的に落としに来てくださいね。
それではまた!
Kデンタルクリニック
インプラントセンター神戸三宮駅前
院長:金田祥弘(かねだよしひろ) 歯学博士・日本口腔外科学会認定医
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