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歯のトピック 2019.01.25

☆神戸三宮 審美歯科ブログ16 「生えた時から着色している歯!?」 Kデンタルクリニック☆

皆さまおはようございます。

 

 

 

Kデンタルクリニック院長のカネダです。

 

 

 

先日は成人の日でしたね~。

 

 

 

街で袴や振袖を着た若い人たちが多く見かけられました。晴れて成人になられた方々、おめでとうございます。自分に責任がかかる歳になりますが、頑張ってくださいね!

 

 

 

 

さて、今日は歯の着色のお話。

 

 

 

今まで、ブログでも色素沈着による着色のお話は何度かさせていただきました。

 

 

 

今日は、色素沈着ではなく先天的(生まれつき)に着色した歯についてのお話です。

 

 

 

生まれつき歯が着色した状態で生えてくることがあるんです。

 

 

 

代表的な状態としては、

 

 

 

・斑状歯

・テトラサイクリン歯

 

 

 

が挙げられます。

 

 

 

厳密に言うと「先天的」ではない(とは限らない)のですが、「着色した状態で生えてくる」ということにはなります。

 

 

つまり、生えてきた時点ですでに色が着いているということです。

 

 

 

「斑状歯」は「歯のフッ素症」ともいわれ、生後約半年~5歳頃の「歯の発生期」に多量の「フッ化物」を摂取することで起こると言われています。

 

 

 

主に「永久歯」に見られますが、まれに「乳歯」にも起こります。

 

 

 

「フッ化物」の過剰摂取は、水道水に含まれる「フッ化物」や、「フッ化物配合歯磨剤」の飲み込みなどが原因とされています。

 

 

 

 

 

前歯の永久歯が生えてくるのは早ければ6歳になる前ですので、早めの対策が必要になります。

 

 

 

対策と言っても本人ではなく、お母さんが頑張らないといけないんですけどね^^;

 

 

 

水道水に含まれるフッ化物は地域によって違いますので、何とも言えませんが、むし歯予防のために用いる「フッ化物配合歯磨剤」の使用時には注意が必要です。

 

 

歯磨きの際は、①歯磨剤はつけ過ぎず、少量使用すること ②少量の水でかるくうがいをすること

 

 

などが対策として有効です。つまりぶくぶくうがいができるようになってからにするか、うがいができない間はほんの少量だけ塗布するなどの注意が必要ということです。

 

 

 

次に「テトラサイクリン歯」についてです。

 

 

 

こちらは妊娠中から授乳中にかけてのお母さんの、あるいはお子様自身の8~9歳くらいまでの間の「テトラサイクリン系抗菌薬の使用」によって起こる現象です。

 

 

 

 

ご覧のように歯全体に「グレー色」や「黄色」の縞模様ができてしまうのです。

 

 

 

テトラサイクリン系抗菌薬は一昔前に、「マイコプラズマ肺炎」や「百日咳」の治療薬として流行しましたが、現在では「耐性菌の出現」や「歯の着色」の原因になることがわかったため、ほとんど用いられることはなくなっています。

 

 

さて、これらの「生えてきた時点での着色」が気になる場合はどうすればいいのでしょうか?

 

 

 

以前ブログでも書いた「歯面研磨」や「ホワイトニング」で奇麗に着色を落とすのでしょうか?

 

 

 

実は斑状歯もテトラサイクリン歯も、歯の表面のエナメル質自体の色が変色してしまっているので、歯面研磨もホワイトニングもほとんど効果はないのです。

 

 

 

斑状歯に関して言えば、白斑のところだけを削り、CR(コンポジットレジン)で周囲の歯の色と合わせる治療でも奇麗になります。

 

 

テトラサイクリン歯は歯の表面全体を綺麗にしなくてはいけないので、セラミックを用いた「ラミネートべニア」か「クラウン」修復によって歯全体を綺麗に治す治療が有効かと思います。

 

 

 

こういった、歯の着色は本人にとって審美的に非常に辛い思いをすることになります。

 

 

 

できるだけ、そうならないように歯医者さんが妊婦さんへこういったことも指導しているクリニックもあります。

 

 

 

「悪くなってから治療する」よりも「悪くならないようにする」方がいいですよね。

 

 

 

そう考えますと、まだまだ歯科医師に与えられた責務は非常に大きいと思いますm(__)m

 

 

 

それではまた。

 

 

 

Kデンタルクリニック

 

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