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その他 2018.01.15

神戸 三宮 歯医者 のブログ ☆口腔外科を専門とした訳、そして「極める」ということ。☆

皆さまおはようございます。

 

 

Kデンタルクリニック院長のカネダです。

 

 

 

 

 

私の経歴なんですが、

 

 

歯医者になってすぐに岡山大学病院第一口腔外科へ入局いたしました。

 

 

 

なぜ口腔外科を専門に選んだのでしょうか。

 

 

一言で言うと、

 

 

「独立してから学びたくても学べない、一番大変な治療をまず誰よりも上手にできるようになりたい!」

 

 

そういう強い思いがあったからです。

 

 

 

ひとことで歯医者といっても、実は細かい分類があります。

 

 

歯周病治療、むし歯治療、予防治療、外科治療、矯正治療、小児歯科治療などなど・・・・

 

 

これらを全て完璧に誰よりも上手にこなせるようになればそれは最高です。

 

 

 

でも実際はそうではありませんし、そううまくもいきません。

 

 

 

どういうことか?

 

 

 

「専門性」

 

 

 

というのは、どの業界・職種においても現実的には必ず存在し、必要なものなんです。

 

 

 

例えばサッカーでは、メッシやクリロナがどんなに優れていても、ゴールキーパーというポジションではおそらく世界一にはなれません。

 

 

 

それはゴールキーパーを「専門」にしている人たちがいるからです。

 

 

 

あのイチローだってピッチャーやキャッチャーで世界一を目指せと言われても無理だと思います。

 

 

 

それも「専門」にしている人たちがいるからです。

 

 

 

専門の強みというのは、その道を限りなく極めることができるということです。

 

 

極めるのはもちろん簡単ではありません。

 

 

残念ながら人間には「寿命」というものが存在し、

 

 

どんなことにも必ず「ピーク」という状態が存在します。

 

 

では歯科医師としてのピークって何歳くらいなんでしょうか?

 

 

 

もちろん個人差はあります。

 

 

知識はどんどん増えます。年齢関係なく50歳でも60歳でも、あるいは70歳でも頑張って勉強したら知識はどんどん増えるでしょう。

 

 

 

脳が衰え始めるといわゆる「物忘れ」「痴呆」などで知識が失われていくこともあるかもしれませんが・・・

 

 

 

逆に体力や筋力、視力などはある一定の年齢を境に衰えていきます。

 

 

この知識と、その他の衰える能力とのバランスがもっともよい時期こそがピークと言えるでしょう。

 

 

 

得た知識を治療に活かしたいが、肉体的にそれをベストな状態でできなくなってきたらピークは過ぎたと言えると思います。

 

 

そう考えると恐らく、40代くらいがピークになるんではないでしょうか・・・・

 

 

 

話が少し脱線しましたが、結局のところピークが存在するがために、それまでに費やせる時間に制限があるのです。

 

 

歯科治療も、いろんな分野で知識を付け、技術を高めていけたらいいんですが、現実的にはやはり専門を持ち、

 

 

少なくともその分野は極めておきたいなと思うのです。

 

 

中途半端な知識と技術は時として危険です。

 

 

自分の力量(現実)と、高い目標(理想)とが合わなくなることがあるからです。

 

 

さらに、専門領域があることは他の分野においても役に立ちます。

 

 

例えば外科を極めれば、歯周病治療の一環として行う(歯周外科)や、インプラント補綴を行う場合、外科医としての視点でみることができるようになります。

 

 

また、口腔外科医の原点ともいえる「埋伏智歯抜歯」は、外科的な手技を向上させるだけではなく、細かい作業をもっとも操作性の悪い術野で行うことで、繊細な治療テクニックが身に付き、様々な歯科治療への技術力の向上にもつながります。

 

 

 

私は昔からブラックジャックや、スーパードクターKなどの医療漫画を好んで読み、医者にはなれませんでしたが、より医療っぽいことができるというあこがれが強かったのだと思います。

 

 

幸いにも、指導者には大変恵まれ、自分で言うのもなんですが外科治療を短期間でかなりさせてもらえたと思います。

 

 

こうして、口腔外科を専門とし、誰にも負けない武器を持っているという自負はある一定の自信にもなっています。

 

 

 

もちろん自信だけではありませんしいけません。

 

 

それを確信させるためには結果が必要です。

 

 

 

バッティングセンターで速い球を打てるようになり、「俺がナンバーワンのバッターだ!」なんて自信は周りから見たらうぬぼれです。

 

 

 

イチロー選手はメジャーリーグに渡り、通用するのかどうか注目されている中で、一年目から首位打者とMVPを獲得しました。

 

 

 

そして長いメジャーリーグの歴史の中で何十年も塗り替えることができなかった記録を数多く更新しました。

 

 

 

そんなイチロー選手が、「俺はヒットを撃たせたら世界一だよ。」って言っても誰もうぬぼれとは思いません。

 

 

 

なぜなら結果が出ているからです。

 

 

私にとって結果とはなにか。

 

 

とにかくたくさんの親知らずを抜くことでした。

 

 

目標時間よりも早く抜くことでした。

 

 

目標設定は、「どんな親知らずでも15分以内に抜くこと」

 

 

でした。

 

 

今ではそれが実現されました。

 

 

だからこそ、自分が一番であると言えますし思っています。

 

 

 

口腔外科全般を極める必要もありません。

 

 

 

口腔外科だけで生きていきたいならそれが望ましいです。

 

 

口腔外科を一般歯科に生かしたい!

 

 

のであれば、一般歯科に必要な口腔外科に特化して極める方が良いと考えています。

 

 

一般歯科治療でもっとも頻繁に行われる治療は「抜歯」です。

 

 

この抜歯とその他小手術を極めれば、一般歯科治療の幅も大きく広がります。

 

 

 

ただ、もちろん乱暴な治療ではいけません。

 

 

 

手術は「上質のシルクのように繊細で、そして最短でゴールに向かう無駄のない操作」のようなイメージで行われなければなりません。

 

 

 

「繊細かつスピーディー」これこそが口腔外科を極めるということだと認識しています。

 

 

 

また、目標に具体的な数字を設けそれをクリアしてこその「結果」です。

 

 

 

若手の頃からずっとそれを意識して仕事に臨んでいました。

 

 

 

それが今では僕の礎となり、大きく役立っています。

 

 

 

これから歯医者になる先生には絶対に「専門」を見つけ、極めて欲しいです。

 

 

 

きっと自信になり、色んな場面で応用できます。

 

 

 

私自身もまだまだピークが来たとは思っていません。

 

 

 

これからは専門性を持ちながらも、他の分野をどんどん極めていきたいと思っています!

 

 

 

熱くなり、長文大変失礼いたしました。

 

 

 

今日はこの辺にしておきます(笑)

 

 

それではまた!

 

 

Kデンタルクリニック

 

インプラントセンター神戸三宮駅前

 

院長:金田祥弘(かねだよしひろ) 歯学博士・日本口腔外科学会認定医

 

神戸市中央区加納町3丁目1-26 セントラルシティ神戸三宮駅前第一ビル2階

 

Tel:078-333-1585

 

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診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正相談

 

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