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☆神戸三宮 歯医者の回想録3 「卒後の進路はいつ決める!?」 Kデンタルクリニック☆

皆さまこんにちは。

 

 

 

Kデンタルクリニック院長のカネダです。

 

 

 

 

先日はとある催しがありまして、三宮でご活躍されている異業種の方々とパーティーをいたしました。

 

 

 

報告は後日。

 

 

 

 

今日は回想録の続きです。

 

 

 

歯学部は本当は4年もあれば十分なんですが、なぜか卒業まで6年かかります(留年等なければですが(笑))。

 

 

 

歯医者も一応色々と専門領域がありまして、卒業したらどういう道に進むかは自分で決めなければなりません。

 

 

 

僕らの代まで、ぎりぎり

 

 

 

「研修医制度」

 

 

 

が未導入でしたので、卒業しても研修医としてどこかで研修を受ける必要はありませんでした。

 

 

 

僕たちの一つ下の学年から研修医制度が導入され、いわゆる

 

 

 

「研修施設」で1年間の研修を受けることが義務付けられました。

 

 

 

つまり我々の学年まではかなり自由に進路を選べた訳です。

 

 

 

さて、いつ頃みんな進路を決めるのでしょうか?

 

 

 

これがかなりまちまちなんです実は。

 

 

 

僕は4年生の頃に決めましたが、決めるのが遅い人は6年生の秋とかにやっと決める人もいました。

 

 

 

4年生になってから専門的な講義が一気に増え、「口腔外科学」を学び始めたとき、

 

 

 

「これだ!!!」

 

 

 

と思いました。

 

 

 

 

 

以前述べたように、小さい頃から医者になりたかったせいか、

 

 

 

口腔外科医が一番医者っぽいから

 

 

 

という変な理由で初めから進路を決めてしまっていたのです。

 

 

 

口腔外科学だけは「超」がつくほど真面目に勉強しました。

 

 

 

口腔外科学だけは誰にも負けたくないという思いがとても強かったからです。

 

 

 

そして、5年生の後半に「臨床実習」が始まるのですが、

 

 

 

「口腔外科回り」という、2週間ずっと口腔外科の中のいずれかの手術グループに所属させてもらう実習があるのですが、

 

 

 

そこで進路は確定しました。

 

 

 

当時岡山大学病院口腔外科(再建系)(旧第一口腔外科)の講師のM川先生のグループに配属になった私は、

 

 

 

すでに口腔外科回りを終えた同級生たちが2週間の実習に苦痛を訴える声が多い中、

 

 

 

毎日が楽しみで仕方がありませんでした。

 

 

 

M川先生はバリバリの口腔外科医で、僕が口腔外科に非常に興味を持っていることを伝えると、

 

 

 

毎日何かしらレポートを科してくれました。

 

 

 

「エナメル上皮腫について書いてきなさい。」

 

 

 

など、非常にシンプルな内容でした。

 

 

 

僕は一日の実習が終わると即日レポートを終わらせました。

 

 

 

M川先生も実習が全て終わってから持ってくるものだと思っていたようで、

 

 

 

次の日に早速レポートを提出すると、そのやる気を評価してくださいました。

 

 

 

そして毎日レポートを科してくれたのです。

 

 

 

周りからは一人楽しそうに実習に臨んでいる僕の姿をみて変態扱いでした(笑)

 

 

 

M川先生のグループに配属され、一番幸運だったのは

 

 

 

僕の臨床の一番の師である「高木助教授(その後准教授となり、現在はご退官されています)」の患者さんのほとんどがM川先生グループで診ていたことです。

 

 

 

高木先生は岡山県内の歯科医師では知らぬ人がいないくらい著明で、紹介患者数は何年も院内でトップでした。

 

 

 

人格者でもあり、良き指導者でもある高木先生が実質トップでもあったM川先生のグループでは毎日違う症例を診ることができ、

 

 

 

飛び交う専門的な話も全て刺激的でした。

 

 

 

そして僕はM川先生に、

 

 

 

「卒業したら先生のもとで働かせてください!」

 

 

 

と告げました。

 

 

 

M川先生は嬉しそうに

 

 

 

「そうか。わかった。」

 

 

 

と言ってくださいました。

 

 

 

それから卒業まで口腔外科回りは終わっているにも関わらず、院内で見かけると声をかけてくださいました。

 

 

 

もし、また岡大生に戻っても、間違いなく同じ進路を選びます。

 

 

 

進路にこれほど後悔がない人間が他にいるでしょうか。

 

 

 

というくらい正しい選択をしたと思っています。

 

 

 

高木先生、M川先生育てて下さり本当にありがとうございます。

 

 

 

今の自分はお二人の存在なくしてはなかったです。

 

 

 

今日はここまで。

 

 

 

それではまた。

 

 

 

 

Kデンタルクリニック

 

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