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☆神戸三宮 歯医者の回想録4 「国家試験は難しい!?」 Kデンタルクリニック☆

皆さまおはようございます。

 

 

 

Kデンタルクリニック院長のカネダです。

 

 

 

今日は前回の回想録の続きです。

 

 

 

卒後の進路を決め、6年生の時に実施された岡山大学大学院の試験も無事合格し、いよいよ国家試験が迫ります。

 

 

 

 

 

 

大学院は博士号を取得するための学生になるということですので、別に国家試験の合否に関係なく入学は可能です。

 

 

 

しかし、もちろん臨床で治療を行うには歯科医師免許が必要ですので落ちていいわけはありません!

 

 

 

ただこの

 

 

 

「歯科医師国家試験」

 

 

 

ですが、私たちの代くらいから急激に合格率が下がりはじめまして、

 

 

 

全国平均で約70%の合格率になりました。

 

 

 

これは恐らく、歯科医師過剰の現在の状況を緩和するための苦肉の策と考えておりますが、

 

 

 

そもそも、入口(歯学生の数)だけ広げておいて出口(歯科医師になる数)を狭めるというのはおかしな話だと思うんですけどね~^^;

 

 

 

まあ、そんな文句を言っても仕方がないので、とにかく国家試験は頑張ってクリアしなければなりません。

 

 

 

当時、同級生の多くはいわゆる大学病院内にあります「図書館」にこもって勉強をしていました。

 

 

 

休憩時間などに学生同士で情報交換ができますから一人で勉強するよりもメリットがあるんでしょうかね?

 

 

 

という僕は自宅にこもってほとんど外には出ず勉強しました。

 

 

 

ただひたすら問題集を解いていきます。

 

 

 

過去問を集めた問題集を全て3回繰り返し解きます。

 

 

 

2か月半あまりただそれだけをひたすらに解きます。

 

 

 

こんなことで合格できるのだろうか?

 

 

 

過去と同じ問題がほとんどでなかったら対応できるのだろうか?

 

 

 

そんな不安もありましたが、かといって他に何をしたらいいのか考えもつきませんので、やるしかなかったわけです^^;

 

 

 

そして、試験当日。

 

 

 

大阪歯科大学で開催されました歯科医師国家試験。

 

 

 

過去にない緊張感の中試験開始。

 

 

 

意外とスラスラ解けました。

 

 

 

時間もたっぷりあまります。

 

 

 

見直しします。ただここでしてはならないのは、

 

 

 

「答えを変えないこと!」

 

 

 

です。

 

 

 

最初に「これだ!」

 

 

 

と思って書いた答えはほぼ正解です。

 

 

 

あとから「やっぱりこっちかな?」と書き直すと大体不正解です。(と勝手に思っています^^;)

 

 

 

じゃあ何のために見直すのか?

 

 

 

マークシート式なので回答がずれてマークミスしていないかの確認です。

 

 

 

それを終えてもまだまだ時間が余っています^^;

 

 

 

とにかく長くかかります。

 

 

 

そんなこんなで長い一日が終わり、翌日の試験2日目に備え、ホテル(岡山からのため、全員で同じホテルを予約して泊まりました)に戻ります。

 

 

 

気になって仕方がなくても1日目の試験の答え合わせはしてはいけません。

 

 

 

不安を助長するだけです^^;

 

 

 

翌日に備え軽く見直したら寝ます。

 

 

 

ここまで来たらじたばたせず、自分を信じるのみです。

 

 

 

2日目。

 

 

 

1日目どうように、それなりに自信を持って解答でき、やはり時間はたっぷり余ってしまいます。

 

 

 

2日目の午後。最後の試験時間。

 

 

 

この時間だけは終わったら答案を出せば室外に出ることができます。

 

 

 

私は部屋で一番に退出しました(笑)

 

 

 

2日間。というか3か月弱におよぶ長い束縛から一気に解放されます。

 

 

 

「終わったあああああああ!!!!!」

 

 

 

そう大声で叫びたくなりますが、もちろんダメです^^;

 

 

 

まだ真剣に問題と格闘している人たちは部屋におりますので。

 

 

 

一緒に帰る仲間を外で待ちます。

 

 

 

ひとり、またひとりと友達たちも部屋から出てきます。

 

 

 

そして最後のチャイムが鳴り、残っていた全員が退室し合流します。

 

 

 

帰路ではみんな答え合わせをします^^;

 

 

 

「あの問題なんだと思う?」

 

 

 

「①でしょ!」

 

 

 

「いや②でしょ!?」

 

 

 

答えがとことんバラバラです(笑)

 

 

 

僕は絶対大丈夫と手ごたえもありましたので、答え合わせよりこの後岡山に戻ってどこで打ち上げをするかの方が重要でした(笑)

 

 

 

打ち上げ中もまだ答え合わせしてる連中もいましたけどね(笑)

 

 

 

 

そして、我々の代ではなんと国家試験の合格発表は5月にあり、先に大学院に入学するというあべこべな状況でした^^;

 

 

 

今ではちゃんと3月に合否が出るようになり、合格した者だけが4月から新しく歯科医師として働くようになっています。

 

 

 

僕は、4月からは

 

 

 

「岡山大学大学院医歯薬学総合研究科顎口腔機能再建外科学分野」の院生となり、

 

 

 

「口腔外科(再建系)」にて働き始めました!

 

 

 

そして5月。

 

 

 

インターネットで歯科医師国家試験の合格発表!

 

 

 

14時の発表と同時にサイトにアクセスします。

 

 

 

自分の番号が・・・・

 

 

 

「あった!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

この時のうれしさ、安堵感。。。。

 

 

 

今でも思い出されます。

 

 

 

両親に報告。そして医局に報告。

 

 

 

クラスメイトの何名かは不合格で、改めて歯科医師国家試験のハードルの高さを実感します。

 

 

 

今では全体の合格率が60%代にまで引き下げられ、ますます大きな壁となっているようです。

 

 

 

狭き門をクリアし、新しい未来に向けスタートしました。

 

 

 

続きはまた。

 

 

 

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