三宮の歯医者【K DENTAL CLINIC】 TOP > News > 口腔外科歯のトピック > ☆神戸三宮 口腔外科ブログ10 「むし歯になった親知らずは抜歯するしかないのか！？」 Kデンタルクリニック☆
皆さまおはようございます。
Kデンタルクリニック院長のカネダです。
いよいよ西日本も梅雨入りしたのでしょうか？
昨日から明日にかけて雨が続き、ジメジメと不快ですね＾＾；
早く梅雨明けすることを祈りましょうm(__)m
さて、今日は親知らずの抜歯と神経損傷の話です。
皆さまは親知らずを抜いたことってありますか？
僕は右上の親知らずだけ、大学病院に勤務しているときに同僚に抜いてもらいました。
今思うと、全部抜いておけばよかったと後悔しています＾＾；
なぜかというと、すでにむし歯になってしまっているので将来的に必ず抜歯をしなければならなくなるからです。。。。
個人的には「抜くしかない」という答えです。
一時的には削って詰めればいいと思います。
ただ、一度むし歯になったということはむし歯になる理由があるということです。
親知らずの場合、多くは「清掃性」が悪いためにむし歯になってしまっています。
つまり「歯磨きがしにくい生え方」をしているということです。
むし歯の治療をしたとしても、生え方が変わるわけではありません。
一度むし歯になった親知らずは高い確率で再発します。
そして、むし歯は再発を繰り返すとやがて神経に達し、痛みが出ます。
神経の治療をするかどうかという状態になると、親知らずは変わった根の形をしていることが多く、神経の治療自体が非常にしにくいのです。
それを考えると、個人的にはむし歯になったら早めに抜歯をすることをお勧めしています（もちろん例外もあります）。
骨が軟らかく弾力があり、抜歯しやすいだけでなく、免疫力もあり術後の感染や治癒不全のリスクも低いためです。
僕自身、親知らずを歯磨きするときに非常に磨きにくいなと思いながら磨いています。
右上の親知らずは抜歯しているため、右上の奥歯は非常に磨きやすいです。
周りの歯を奇麗に磨きやすくするためには、親知らずがないほうが磨きやすいです。
もちろん健康にまっすぐ生えていて、奇麗に磨けている場合は抜く必要はありません。
磨き残しが多く、親知らずがむし歯になっている場合は抜歯をするいい機会なのかもしれません。
それではまた。
Kデンタルクリニック
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