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歯のトピック 2017.08.22

☆ 全てを機械化することがいいとは限らない ☆

みなさんおはようございます。

 

Kデンタルクリニック院長のカネダです。

 

 

先週神奈川県から治療に来てくれた友人が、「実はホワイトニングもしたかったんだ」ってメールをくれまして、

それならそうと言ってくれたらよかったのに・・・と思いつつ

「また年末にでも来てくれたらホワイトニングの予定入れるよ。」

と返事をしておきました^^;

男性でも歯を白くしたいという気持ちはあるんですよねえ、意外にも。。。

 

 

さて先日、とある歯科医院検索サイトの方と打ち合わせをいたしました。

 

実は当クリニックの検索数がかなり多くなってきているので、ページを更新しないかというのです。

まあ、確かに開業当初のままでしたので、思い切って更新することにいたしました。

 

そこで、どのようなクリニックかを細かく載せることになったのですが、ヒアリングをしてもらっているときに少し疑問に思うことがありました。

 

「表面麻酔はありますよね?」

 

「麻酔は電動注射器を使ってらっしゃいますよね?」

 

???

 

どうして表面麻酔と電動注射器が使っていて当たり前なんだろう??

 

僕の個人的な考えですが、

 

表面麻酔は効果がない

 

電動注射器を使うメリットは少ない(正確には使わないメリットが大きい)

 

と思っています。

 

まあ、表面麻酔は効く効かないというのは各歯科医師の個人的考えに基づいて使用するか否か決めればいいと思います。

私は大学病院時代に、表面麻酔の効果について考察している文献を読み漁り、また、自分自身も被験者になり効果の是非を試したことがあります。

で、出した結論が効果がないというものでした。

 

さて問題は次です。

電動注射器。これはどのようなものでしょうか?

コンピューターが麻酔薬の注入速度を自動でゆっくりと注入してくれるため手動に比べ痛みが少ないというものらしいです。

実は私も勤務医時代に使用したことがあります。

使ってみた結果も考慮して、これは使えないなと判断いたしました。

 

まず、注射速度は手動でも十分コントロールできます。

もちろん強い勢いで注射すると痛いです。

それがわかっていれば、最初はゆーっくりと注射し、徐々に麻酔が効いてくれば少しずつ速度を速め、口を開けている時間も苦痛ですので、適切な麻酔速度、時間で麻酔を終了します。

 

歯科医師も患者様も人間です。顔色を見ながら、その都度適切な手技でコントロールできるのは人間ならではのなせる技です。

 

また、手動で麻酔をする一番のメリットは「歯根膜腔内」への注射にあります。

歯と骨の隙間に麻酔薬を注射すると、麻酔の入り方で麻酔が効くかどうかを判定しやすくなります。

効かないかも知れない場合は、「伝達麻酔」も準備する必要があることもあります。

また、歯根膜への注射が入るかどうかで、抜歯治療の場合は抜歯の難しさも事前にわかります。

 

専門的な話でわかりにくいですね^^;

 

簡単に言うと、自らの手で麻酔を注射することでしか得られない情報もあるということです。

 

なんでも機械化が進む業界ですが、利便性だけを追求せず、職人としてのこだわり・プライドは捨てないようにしたいものです。

 

 

それではまた。

 

Kデンタルクリニック

 

院長:金田祥弘(かねだよしひろ) 歯学博士・日本口腔外科学会認定医

 

神戸市中央区加納町3丁目1-26 セントラルシティ神戸三宮駅前第一ビル2階

 

Tel:078-333-1585

 

メール:info@kdental-c.com

 

HP: http://www.kdental-c.com

 

神戸 三宮 の歯医者

 

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特にホワイトニングとインプラントはいつでも無料でのご相談を承っております。

 

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