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歯のトピック 2018.03.02

☆神戸三宮 Kデンタルクリニック 口腔外科ブログ 「親知らずを同日に2本抜くのは妥当か?」☆

皆さまおはようございます。

 

 

Kデンタルクリニック院長のカネダです。

 

 

 

昨日は夜中にすごい風が吹いていてなかなか寝れませんでした^^;

 

 

 

通勤途中の道にも強風を思わせるゴミの山が・・・・

 

 

 

皆さまも歩行中お気を付けくださいm(__)m

 

 

 

さて、今日は口腔外科に関するお話。

 

 

 

当クリニックではおかげさまで、親知らずを抜きたいというご希望の患者様が多数ご来院されます。

 

 

 

親知らずを抜きたい理由は様々ですが、むし歯になっていてしみる人や、歯茎が炎症を起こして腫れた人などが多いでしょうか。

 

 

 

 

 

 

ただ、時々どうせ抜歯するなら一度に2本抜歯してくださいと言われることがあります。

 

 

 

基本的に左右の親知らずを一度に抜くことはお勧めしておりません。

 

 

 

両側ともに抜歯後の炎症が強く出てしまうと、口が開かない、奥歯で噛めない、などの状態になる可能性が高くなるためです。

 

 

 

特に下顎の親知らずは埋伏あるいは半埋伏(全部あるいは一部が歯茎に埋まっている)していることが多く、

 

 

 

歯肉切開や骨削除を行うことになる可能性もあるため、基本的にはお断りしています。

 

 

 

上の親知らずは完全埋伏でない限りは左右同日でも抜歯することはあります。

 

 

 

上の親知らずは周囲の歯槽骨が骨密度が低く軟らかいため、抜歯による侵襲が少ないためです。

 

 

 

また、左右どちらかであれば、上下を同日に抜歯することもあります。

 

 

 

ただし、まず下の親知らずだけ抜歯を済ませ、その直後にもう一度上の親知らずを抜歯してもいいか最終意思確認をします。

 

 

 

思った以上に大変だった場合に、「今日は下の親知らずだけにしておこう」と思いとどまる人もいるからです。

 

 

 

もし続けて抜いていい場合はその時点で上の親知らずの周囲に麻酔をします。

 

 

 

予定では上下の親知らずを抜歯することになっていても、最初から上下に麻酔をすることはしません。

 

 

 

なぜなら予定が変わる可能性もあるからです。

 

 

 

親知らずは第3大臼歯という名称で、大臼歯(いわゆる大きな奥歯)です。

 

 

 

健康な大きな歯を抜くことは、出血のリスクや周囲の骨へのダメージもそれなりにあるのです。

 

 

 

ですので、状況に応じて安全かつ安心な治療を考えて決定しなければなりません。

 

 

 

一日で嫌なことを済ませてしまいたいお気持ちは十分わかります。

 

 

 

ですが、以上のような理由でできない、しない方が良いこともあるのです。

 

 

 

ご理解いただければ幸いです。

 

 

 

それではまた。

 

 

 

Kデンタルクリニック

 

インプラントセンター神戸三宮駅前

 

院長:金田祥弘(かねだよしひろ) 歯学博士・日本口腔外科学会認定医

 

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診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正相談

 

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