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☆神戸三宮 口腔外科ブログ2 「痛くない麻酔、よく効く麻酔」 Kデンタルクリニック☆

皆さまおはようございます。

 

 

 

Kデンタルクリニック院長のカネダです。

 

 

 

昨日は中学・高校時代の親友と久しぶりに会って楽しくお酒を飲みかわしました♪

 

 

 

仕事のストレスもリフレッシュできました^^

 

 

 

さて、今日は私の専門である口腔外科の話。

 

 

 

今日は歯科治療にとってかかせない、

 

 

 

「麻酔」

 

 

 

についてのお話。

 

 

 

治療を受ける際に、麻酔をするかどうかを考えます。

 

 

 

もちろん誰しも治療中に痛くない方がいいに決まっていますから、

 

 

 

痛みを感じそうな治療の場合は積極的に麻酔をお勧めしています。

 

 

 

 

 

「麻酔って痛くないですか?」

 

 

 

「麻酔をしたら痛くないですか?」

 

 

 

このような質問もしばしばです。

 

 

 

まず、痛くない麻酔というのはどういうものかご説明いたします。

 

 

 

麻酔は注射で行います。表面麻酔というものもありますが、ほとんど効果はありません。

 

 

 

プラセボ効果というか、安心感を得るために行うものと思っています。

 

 

 

もっと大事なことは、

 

 

 

「できるだけ細い針を使うこと」

 

 

 

「針先の切れ味が落ちるようなことは避けること」

 

 

 

「麻酔薬はできるだけゆっくりと押し出すこと」

 

 

 

 

この3つです。

 

 

 

麻酔の針は先端が鋭利な「刃」になっています。

 

 

 

細くて切れ味が良いほど刺入時の痛みが少ないのです。

 

 

 

切れ味が落ちるってどういうこと?

 

 

 

と思うかもしれません。

 

 

 

簡単に言うと、

 

 

 

「一度でも使うと切れ味が落ちる」のです。

 

 

 

一回歯肉に挿入するだけでもう切れ味は格段に落ちます。

 

 

 

ですから同じ針を2回目に刺入する時には1回目より痛みが増します。

 

 

 

某有名歯科相談サイトで回答者の先生の一人がこう書いていました。

 

 

 

「私は骨まで達するまで刺入しないからほとんど針先は痛まないので同じ人であれば同じ針を替えなくても痛みはほとんどかわりません」と。

 

 

 

まああほらしいので否定はせず無視しましたが、全くでたらめです。

 

 

 

針先が歯肉を通過するだけでかなり針は鈍くなります。

 

 

 

もちろん、それだけで同じ人に数か所麻酔する場合も針の交換はしないですが。

 

 

 

脱線しましたので話を戻します。

 

 

 

では、よく効く麻酔とはどういう麻酔でしょうか。

 

 

 

実は麻酔薬をどこに入れるかによって麻酔効果が全然違うのです。

 

 

 

歯根は骨の中にあります。歯根の先、いわゆる「根尖部」に骨から歯に入る神経が存在します。

 

 

 

その部分に麻酔薬が浸潤していくことで麻酔効果を得ます。

 

 

 

骨の上には一層「骨膜」という層があります。そのさらに上に歯肉があるわけです。

 

 

 

当然骨に麻酔薬が直接触れる方が浸潤効果が高くよく効くわけです。

 

 

 

これを「骨膜下注射」といいます。

 

 

 

しかし、この骨膜の下つまりは骨の上に麻酔薬を入れると、骨膜が麻酔薬が入る圧力で骨から剥がれてしまうのです。

 

 

 

これが麻酔時の痛みの原因なのです。

 

 

 

効果が高い。けど痛い。

 

 

 

一体どうしたらいいんでしょうか?

 

 

 

実は効果が高くて、痛くない麻酔というのは

 

 

 

骨膜下注射をするが、それまでに表面から順に麻酔を効かせていく

 

 

 

という手法なんです。

 

 

 

わかりやすくいうと、まず歯肉にほんの少しだけ針先が入るように麻酔針を挿入します。(私の場合は骨に絶対に当たらないように刺入時の角度をできるだけ針を寝かしていれます。分度器で言うと2~3度くらいでしょうか?(笑))

 

 

 

そしてゆっくりと0.3mlほど注入しそのまま数秒待ちます。

 

 

 

その後骨にあたるギリギリくらいまで針を進めます。骨膜のわずか手前くらいが理想です。

 

 

 

そこでさらに0.3ml程度注入し同様に数秒待ちます。

 

 

 

最後に骨膜下に針を進め1,2分くらいかけてゆっくりと必要量の薬液を注入します。

 

 

 

結構時間と手間がかかりますが、これが一番痛みが少ない麻酔方法です。

 

 

 

ただ、下顎大臼歯など表面の皮質骨が分厚い箇所は

 

 

 

「下顎孔伝達麻酔」という特殊な技法を用いて麻酔します。

 

 

 

これは埋伏した親知らずを抜歯する際に、骨を削っても歯を分割してもほぼ無痛治療ができる優れた方法です。

 

 

 

ただし、結構経験が必要なのでできる先生も限られますが。。。

 

 

 

今日はちょっと専門的な話になってしまいましたが、それくらい「麻酔」というのは奥が深いということです。

 

 

 

それではまた。

 

 

 

Kデンタルクリニック

 

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院長:金田祥弘(かねだよしひろ) 歯学博士・日本口腔外科学会認定医

 

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