三宮の歯医者【K DENTAL CLINIC】 TOP > News > インプラント歯のトピック > ☆神戸三宮 インプラントブログ6 「インプラントのリスク因子とは」 Kデンタルクリニック☆
皆さまこんにちは。
Kデンタルクリニック院長のカネダです。
昨日くらいから急に暖かく、というよりも暑く感じるようになりました。
歩き回ると汗びっしょりです^^;
さて今日はインプラントのお話。
インプラントって誰でもできるんでしょうか?
インプラントするにあたって、こういう人は適さないとかあるんでしょうか?
今日はそういった疑問にお答えいたします。
インプラントの成功率を下げる要因を、
と言います。
では、リスクファクターにはどのようなものがあるのでしょうか?
①糖尿病、骨粗しょう症などの疾患に罹患している方
②ビスフォスフォネート系薬剤、ステロイド薬を服用している方
③喫煙している方
大きくわけると以上3つが代表的なリスクファクターです。
①の糖尿病は、軟組織の創傷治癒不全や易感染性という病態にあるだけでなく、骨の治癒や骨結合にとってもリスクの高い疾患とされています。
糖尿病のコントロール状態が、HbA1c:6.9%以下(NGSP)、空腹時血糖値 140 mg/dL 以下であれば手術自体は可能と考えます。
また、骨粗しょう症は、骨強度(骨密度+骨質)の低下によって十分な初期固定(一次骨結合)が得られないリスクがあり、さらに正常なリモデリングが行えないことにより、十分なオッセオインテグレーション(二次骨結合)を獲得できないリスクがあります。
次に、服用薬によるリスクファクターですが、
ビスフォスフォネート系薬剤というのは、骨粗しょう症や悪性腫瘍の治療薬などに使われている薬剤です。
近年この薬を服用中の方が、抜歯やインプラントなどの骨に侵襲を加える観血的処置を行った際に、
顎骨壊死(骨が腐ること)を起こすことがあるということがわかるようになりました。
そのため、服用中の方は術前からのリスク管理が必要となるのです。
また、ステロイドを服用している方の場合、易感染性、骨形成の抑制や骨吸収の促進といったリスクが存在すると言われています。
最後に喫煙している場合ですが、
タバコに含まれるニコチンは、末梢の毛細血管を収縮させるため、インプラント体埋入手術後の創傷治癒に必要となる局所の血流と酸素の運搬が不足してしまいます。
一方、一酸化炭素はヘモグロビンと結合しやすいため,酸素とヘモグロビンの結合を妨げ、酸素運搬能力は低下してしまいます。
したがって、喫煙は創傷治癒不全を惹起し、骨結合にも影響を与え、さらにインプラント周囲炎の増悪を招く可能性が高くなるというわけです。
以上から、歯科医師はインプラントの治療計画を立てる際に、
骨の状態や咬み合わせなど口の中だけを診て決めるのではなく、
全身的なリスク因子がないかどうかもきちんと把握し、それに対して必要なリスク管理を行うことから治療を始めなければならないのです。
インプラントを成功させるために必要なことをきっちり行うことがいかに大切か、ご理解いただければ幸いです。
それではまた。
Kデンタルクリニック
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