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歯のトピック 2017.08.17

☆ 麻酔をすれば無痛治療になるのか? ☆

みなさんおはようございます。

 

Kデンタルクリニック院長のカネダです。

 

 

お盆休みの間、ブログを全く更新しておりませんでしたので

 

連日の投稿です(^^;

 

 

さて、今日のお話は歯医者さんの麻酔についてです。

歯科治療は時に痛みを伴うことがあります。歯を削ったり抜歯したり、時に歯石を取るときも痛い時もあります。ホワイトニング中も時々痛みます。インプラントもそうです。

 

誰でも痛いのは嫌ですから、治療前にいわゆる「麻酔」をすることがあります。

 

ここでいう麻酔というのは注射する「浸潤麻酔」の事を指します。

 

さて、麻酔をしたら治療中の痛みは0になるのでしょうか?

 

答えは「どちらともいえない」です。

 

???

 

どういうことでしょうか?

 

実は麻酔が十分効くかどうかというのは色々な要素によって大きく左右されます。

 

その要素とは

 

1.歯科医師の麻酔手技

 

2.患者様の体の状態

 

大きく分けるとこの2つです。

 

ひとつ目の麻酔手技についてですが、よく効くように麻酔をするかどうか。テクニックの問題です。

 

誰が麻酔しても同じ麻酔薬を使ったら同じなのでは?

 

実は麻酔の効果は歯科医師の技術に大きく左右されます。

 

基本的に「浸潤麻酔」という、治療を行う部位の周囲に麻酔薬を注入するのですが、骨の密度が高い部位(皮質骨と呼ばれる硬い骨が分厚い部位)は麻酔薬が浸潤しにくく、麻酔が効きにくいのです。

 

その際に、「歯根膜腔」と呼ばれる歯と骨の隙間に麻酔薬を注入する方法がよく効きます。

 

ただ、若年者の方であれば「歯根膜腔」が広く麻酔薬が注入しやすいのですが、高齢者の方の場合、「歯根膜腔」が狭くなっており、注入できないことがあります。

 

その場合、「伝達麻酔」と呼ばれる方法を取ることがあります。これは治療する部位に注射するのではなく、骨の中を通る太い神経の入り口付近に麻酔薬を注射する方法です。下顎の大臼歯の神経の治療や親知らずの抜歯、インプラントの手術の際に用いることが多いです。

 

たかが麻酔ですが、麻酔の技術によってより無痛に近い治療が受けることができるのです。

 

ちなみにホワイトニングの時にしみると書きましたが、当院のホワイトニングシステムは痛みが非常に少ないですので麻酔したりすることはありませんのでご安心ください^^

 

次にふたつ目の患者様の体の状態というのはどういうことでしょうか?

まず、炎症がある部位は麻酔が効きにくいです。例えばむし歯が進行して神経を刺激し始めると強い痛みが出ます。これは神経が「炎症」を起こしているからです。

他にも親知らずが腫れて痛い時なども炎症が原因ですので麻酔が効きにくく、まず抗生物質で炎症をある程度治してから抜歯するのが一般的です。

あとは、先ほど申し上げた骨が硬い人などは麻酔が効きにくいです。

一般的に男性>女性、高齢者>若年者という感じで麻酔が効きにくい傾向にあります。

 

この辺は歯科医師の経験的に、治療する歯の状態、治療内容、麻酔の効きやすさ(推測)に基づいてどういった麻酔方法でどのくらいの麻酔薬を用いるかを決めます。

 

私は、大学病院の口腔外科に10年勤務し、また歯科麻酔科での研修も積んでおりますのでこの麻酔手技には非常に自信があります。

 

埋伏智歯(埋まった親知らず)も4000本以上抜いていますが、抜歯中に痛いと言われたことは1回もないと記憶しております。

 

なんだ自慢話か・・・・

 

と思われたかもしれませんが事実なのです^^;

 

麻酔の上手な先生に診てもらうと安心して治療を受けることができますので皆様ご参考ください。

 

それではまた。

 

Kデンタルクリニック

院長:金田祥弘(かねだよしひろ) 歯学博士・日本口腔外科学会認定医

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